2008年8月活動実績 第一回オープンセミナー「リタイア後の地域デビュー」 

 当NPO主催の第一回オープンセミナーが、中央大学学員会の後援で8月2日(土)午後2時から中央大学駿河台記念会館501会議室で催され、コミュニティ・ビジネスの提唱者である細内信孝氏に「コミュニティ・ビジネスの可能性 リタイア後の地域デビュー」をテーマに講演していただきました。ことしは昭和23年生が定年をむかえ、団塊世代が続々と地域に戻ってきています。第二の人生を、いかに自分の納得のいく充実したものにするか、また一方、地域からはシニア世代の知識と経験を活かした地域再生・まちづくりへの期待が大きくなっています。細内講師は、これらを満たすため、地域活動や社会活動への参加、これまでの人脈・経験を活かしたコミュニティ・ビジネスの起業などを提唱しています。講師は、会社人間が地域に軟着陸するためには、まず気軽に地域デビューしなさいと説きます。その助けとして、「地域デビューNG集」と「お父さんのための地域デビュー心得」をわかりやすく教えてくれました。「営利第一でもなく、無報酬のボランティアでもなく、その中間領域的な新しい働き方をして、自分の地域社会全体を元気にしよう。結果として自分起しにもなる」として、各地の女性たちが、ふとしたきっかけから始めたささやかな仕事を、地域に貢献するおおきな事業へと育てた事例を、いくつかご紹介くださいました。わずか1時間の講演でしたが、リタイア後も地域と共生し自己実現をはかる生き方から、参加者は示唆と励ましをたっぷりいただきました。講演後は、会場をレストランに移し、講師をかこんで懇親会をもち、ほとんどのみなさんがこちらにもご参加くださいました。中央大学土木同窓会串山宏太郎会長の乾杯のご発声で和気靄々の雰囲気の中、身近でタイムリーなテーマだけに、経験談や失敗談が飛びかい、おおいに盛りあがりました。土木同窓会舌間名誉会長(当NPO理事)の締めのご挨拶でお開きとなりました。

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